活動報告 12月
NHKの学生向けイベントに参加しました!

2018.12.31



活動報告 12月
NHKの学生向けイベントに参加しました!

2018.12.30

12月19日にNHKにて2019年1月6日 (日)から放送スタートの「いだてん ~東京オリンピック噺~」の学生向けイベントに参加しました!

今作で大河ドラマ58作目となる「いだてん ~東京オリンピック噺~」は全47回で、1912年に日本がオリンピック初参加した時から1964年に東京オリンピック開催までの激動の半世紀の物語を描いた作品です。主人公は日本で初めてオリンピックに参加し、日本マラソン界の発展に大きく寄与した金栗四三と日本にオリンピックを招致した田畑政治の2人です。大河ドラマでは明治時代以前の歴史物が取り上げられることが多いですが、今回はオリンピック前ということもあり、あまり知られていない立役者の2人が主人公に取り上げられており、これまでの大河ドラマとは一線を画す作品となっているようです。今回は副調整室やスタジオの見学、主演の中村勘九郎さんや井上剛監督にお話を伺いました。

まず、副調整室の見学を行いました。

副調整室では色味や絞り、明るさ、映像の切り替わりなどの撮影カメラの管理や照明の確認、映像や音声などの記録管理を行なっているそうです。モニターは4Kやハイビジョンで、視聴者の方々に近い形で見ることができるようになっています。実際の撮影ではこの副調整室で収録確認を行い、スタジオを行き来するといった感じで撮影を行なっているようです。


次に金栗四三役の中村勘九郎さんにお話を伺いました。

中村勘九郎さんは、「いだてん ~東京オリンピック噺~」の制作を知った時から出演したいと思っていたそうですが、お話が来た時に、まさかの主役で驚いたそうです。役作りや演技については、台詞を覚えていても熊本弁に即時に変換することが難しかったことがあり、方言に苦戦したようです。また、金栗さんの実際の写真や映像も残っているため、その当時の金栗さんの体型や走り方に近づけるよう努めたそうです。マラソン選手の役ということで、特に走りの基礎から重点を置いたようです。

中村さんは、このドラマを通して学生に伝えたいメッセージとして、この物語は若者たちのドラマでもあるので、スポーツを通して一途に物事を極める、純粋に一つのことに集中して生きるという情熱、パワーが伝わればとおっしゃっていました。


次に井上剛監督にお話を伺いました。

井上監督は、この作品の監督を務める以前から近現代のものをやりたかった、自分と手触りがあるようなものを作りたかったと考えていたようです。
井上監督は今作の見どころとして、日本がどのように海外と向き合って行くか、当時の人にとって初めて見た外国、外国人の姿。また、時代表現や落語が随所に組み込まれていること、キャストが豪華であることに注目して見て欲しいとおっしゃっていました。 また、具体的なシーンとして、日本人が初めてオリンピックに足を踏み入れたストックホルムのスタジアムでの開会式のシーンでは、番組関係者としても感慨深いものがあり、本当にそこで開会式が行われているような気持ちになったということで、放送でも注目して欲しいとおっしゃっていました。 この作品を通して参加している人や見ている人も元気になってもらえればとのことです。


次に撮影スタジオの見学をさせていただきました。

今回は近現代ということで、様々なものが日本にも入ってきた時代のため、セットの制作も一苦労のようです。 1つのセットを2日で制作し、2週間ほどで別のセットに変えるらしく、制作の想像以上のテンポの速さとそのクオリティに驚きました。中でも特に驚いたのが、セットの窓の外の風景も忠実に制作されていることに驚きました。 このように監督や役者さんをはじめ、番組に関わるあらゆるセクションの方々の努力により出来上がっているのだなと実感しました。


今回はこのNHKのイベントに参加して、とても貴重な体験ができました!この大河ドラマを多くの方に視聴していただいて、オリンピックの関心が高まり、2020年の東京オリンピック成功につながればと思います。


大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」は2019年1月6日 (日)よりNHK総合テレビで午後8時、BSプレミアで午後6時、BS4Kで午前9時から放送開始予定です。

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